あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

昨年、お会いしたみなさまには、大変お世話になりました。どうもありがとうございました。

昨日の大晦日は、お友だち数人と集まって一年を振り返ったり、来年一年の目標などを話していました。去年一年は、挑戦したことが多かったように思います。振り返った時に、いつも気にかけてくれる人、応援してくれる人たちがそばにいてくれました。そのことがとても心強かったです。
杉並区の新生児訪問をまわらせてもらうようになって、1年半ほどになろうとしていますが、近所を歩いていたりすると偶然、訪問で出会ったおかあさんと赤ちゃんに再会して声をかけていただいたりもしました。どんどんそういうやりとりをさせてもらえるおかあさんと赤ちゃんたちが増えていて、すごくうれしいです。一度だけの訪問なのですが、その後にもこうして偶然会えたことで赤ちゃんが成長していく様子をまた垣間みさせてもらっているように感じます。

きょうからはじまった一年には、初詣で引いたおみくじにもあったように「あせらず騒がず ゆるゆる進めばよし」とあったように、おかあさんと赤ちゃんたちに関わらせてもらうこと、人とのつながりなど、一つひとつのことを大切に、わたしがわたし出来るようにしていきたいと思います。もっと具体的に考えていることはありますが、実現出来るようにしていきます。

なんだか、根拠はないけれど去年よりももっといい年になりそうな気がします。たのしんで、去年のように「いい年だった!」と振り返れるようにします。

どうぞよろしくお願いいたします。



坂井より子さん 「煮豆の会」

先月のおわりにmother dictionary主催で行われた、坂井より子さんの「煮豆の会」に参加してきました。

より子さんとはじめてお会いしたのは、数年前に小川純一さんにとってもすてきな方がいらっしゃるんだよと教えていただいて、小川さんのアトリエでのより子さんのおはなし会に参加させていただいた時でした。お会いして、お話を伺っているうちに、すっかりとより子さんのファンになっていました。それ以来、個人的にお時間をいただいてお電話でお話をさせていただいたり、おうちにお邪魔させていただいたりしていました。

今回は、より子さんが本を出版されてのイベントでした。一年ぶりぐらいにお会いしたのですが、以前に増してより子さんの魅力がアップしていました。出版された本もより子さんの生活のこと大切にされていることなどが書かれていて、ご覧になられるときっとより子さんのとりこになってしまうのではないかと思います。

今回のイベントでは、お赤飯を炊いたり、サラダを参加された方達といっしょに作りました。作ったり、できあがったものをみなさんといっしょにいただいている時に、より子さんからいろんな生活の工夫やアドバイスなどを伺いました。より子さんのご主人が作られたお野菜もとってもおいしくて、おうちで炊いてこられた黒豆もきれいでつやつやしていました。今回教えていただいたお赤飯もとても簡単で、今度挑戦してみようと思います。

より子さんは、今までおうちのことや子育てをされてきたことでの気づかれたことや大切にしてこられたことなど教えてくださいます。わたしも、より子さんのようにやわらかくて、そばにいてとても安心出来る、包み込んでもらえるような方になりたいと思いました。そして、自分の持っている知識や気づきなどを伝えていくことで、つながり、関わった方たちが笑顔になるような人になりたいと思いました。

より子さんが教えてくださったことの中で、すきな言葉が「ちいさなしあわせをいつもみつけてね」です。忙しくしていると、つい周りのせいにしてしまったり、心の循環が滞ってしまいます。でもふと立ち止まって、この言葉を思い出すことが出来たら、気づけることってたくさんあるのだろうなぁと思います。

ほかにも、まだより子さんに教えていただいてことでお気に入りのことがあるのですが、また何か機会がある時に書きたいと思います。

本屋さんでぜひ手に取ってみてみてください。

ふと思ったこと。

きょうで11月の終わります。明日からは、12月で一年の振り返りをするようになります。いい一年だったとなるように、最後の月はより毎日をたのしく過ごしていきたいなと思います。

わたしは、個人のお仕事としてクラニオセイクラルセラピー(お手当て)をさせてもらっています。夜勤でお仕事の時に、担当になった産婦さんにもこっそりお手当てをさせてもらっています。産婦さんの体に触れているとだんだん緩んでいって、産婦さんがリラックス状態になっていくのがわかります。そして赤ちゃんが動き出したりします。産婦さんと赤ちゃんとに寄り添わせてもらってる感じがします。ふたりが寄り添っているところに、わたしも仲間に入れてもらっているような、やさしい、ふわふわと心地いい感覚です。そうなってくると今度はお産がぐっと進んでくるようになります。促進剤を使っているけれど、進行がなかなかみられなかったときにもぐっと進んだということが何度かありました。リラックス出来たことで、産婦さんの力を引き出すことにつながるのだろうなぁと思います。

先日、疲れた顔をしたお友だちの肩や頭に手が伸びました。少しの時間でしたが、お手当てをさせてもらいました。触れていない足元にだるさを感じると教えてくれました。触れているとだんだん体のリズムを感じるようになります。そしてお友だちとわたしが一体化したような不思議な感じがします。先にも書いたように、お手当てをさせてもらっている方との不思議で心地いい感覚と空間がありました。「やっぱりこうして、わたしはお手当てをしていきたいんだ。」と思いました。

日ごろ忙しくしていると、なかなか自分自身の体や心の状態に目を向けられることは少ないのではないかと思います。リラックスすると自分自身のことをみつめてみたりします。そうすると自分の体や心のことなどでいろんな気づきが出てくると思います。わたしは、これからも妊婦さんや産後のおかあさん、赤ちゃんをはじめいろいろな方のお手当てをさせてもらおうと思います。多くの方に、この不思議な感覚を体験してもらったり、自分自身をみつめる機会につながればと思います。

お手当てをさせてもらったお友だちは、「眠たくなってきた、今夜はよく眠れそう。」と言ってくれました。おうちに帰って、その日はよく眠れたようです。そして、お手当てをさせてもらったわたしもよく眠りました。お手当ては、不思議でおもしろいです。

子育ち、子育て

きょうで7月もおわります。あっという間に時間が過ぎていきます。

今月はわたしにとっていろいろ行事がつまっていました。

お手当てのおさらい会や小児科医の真弓先生のお話会、中学校の同窓会、親子クラニオデーのお手伝い。。

お手当てのこともいろいろ書きたいことがあるのですが、きょうは「子育ちと子育て」のことについてすこし書いてみたいと思います。

「子育ち」という言葉は、真弓先生のお話ではじめて知った言葉でした。戦前の日本では普通に使われていたようです。わたしが受け取った印象では、その子個人の個性を活かし、伸ばしていくような関わりのように思いました。なのでひとり一人関わり方が違うようです。この「子育ち」という言葉が、中学校の同窓会ですっかりいいお父さんになっていたお友だちから教えてもらった、さくら・さくらんぼ保育園の創設者である斉藤公子さんの本にも登場しました。今、斉藤公子さんの本を2冊並行して読んでいます。斉藤さんが言われていることと真弓先生が言われていることがとてもリンクしています。子どもは、大人よりも能力がとても優れているということ。ちいさければちいさいほど、能力は高いそうです。その能力が高い人たちに対して、大人の都合のいいように誘導してみたりすることは違うということでした。もっと子どもの力を信じてみてはどうかと提唱されています。子どもの秘めた可能性を摘み取ってしまうようなことがないようにと。                

斉藤先生は、危険がないように環境を整えた上で、子どもにやりたいようにさせると言われています。そうして人としての土台をしっかりと作っていくことが、その後の人生にもいい影響を与えることになると言われています。「生物の進化に学ぶ乳幼児期の子育て」という本が読んでいるうちの1冊になります。この本の中で斉藤さんは、園の敷地に大きな土の山を作りました。その山に園児一人につき一つのトンネルを作らせます。20人の園児で20個のトンネルです。みんな毎日泥だらけになりながら、夢中で掘ります。3ヶ月ほどの時間をかけて掘りました。その掘っている間に一度も絵を描かせなかったのですが、トンネルを掘る前後で子どもたちの絵が大きく変化しているのです。こんなにも変わってしまうのか!と驚くほどの変わりぶりでした。発想がとても豊かで、大人には思いつかないような世界が絵の中で出来上がっていました。斉藤さんの子どもたちとの向き合い方がとても興味深いです。発達段階に合わせて、力を引き出すようにも働きかけています。子育てを実際にしているわけではないけれど、取り入れてみたいと思うことも多いです。興味を持たれた方がおられたら、ぜひ読んでみてもらいたいです。 

クラニオ=お手当てをここのところよくさせてもらっています。

夜勤の仕事中、産婦さんによく触れています。もちろん赤ちゃんにも。

産婦さんたち、みんな陣痛の合間に眠るようになります。そばに付き添っていた家族が驚きます。陣痛の間隔が空いてきます。その分、産婦さんたちは眠ります。でもそばでみていると、確実にお産が進んで行きます。。

分娩停止と診断がついてしまうのではないかと送られた方でしたが、ちゃんと赤ちゃんのいいタイミングで出てきてくれました。

本当にふしぎだなぁと思います。きょうは、そういうお産に立ち会わせてもらった夜勤明けでした。

夜勤の休憩中に、ぼんやりと思いました。

わたしは、中学2年生の夏休みに腎盂腎炎と夏風邪を立て続けに罹ってしまったことがありました。長らく高熱が続いていたこともあって、おかあさんに連れられて行った病院で順番を待っているのがとても辛かった。辛くて、おかあさんにくたぁともたれて目を閉じていると、おかあさんが背中をさすってくれたんです。その時のおかあさんの手がとってもやさしくて、気持ちがよくて、よりくたぁとおかあさんにもたれ掛かりました。安心感があって、「あぁ、もうだいじょうぶ。おかあさん。」とすっかり甘えていたと思います。

この時のことを思い出して、赤ちゃんの時におかあさんにたくさん背中をさすってもらったり、ぎゅーっとはぐをしてもらったりしました。その時に触れられた手の感覚というのは、ずっと忘れずにあるものなのではないかなと思いました。

大きくなって、おかあさんに触れてもらう機会はそうそうないけれど、でも人にそっと触れてもらうことでほっと安心出来たり、力を抜くことが出来たりするのは、やっぱりおかあさんや自分のまわりの人に大切に抱きしめてもらったり触れてもらってきたからなのだろうなぁ。

手はすごい。

手が大きいね〜!と言われて、はずかしく思ったりしていたけれど、自分の手がよりすきになってきました。