卒乳

前回の投稿からすでに半年が過ぎてしまいました。
また長らく放置にしていました。

その後生活はいろいろ変化しました。
まず大きなことは娘の授乳を終えたこと、そして引越し、他にもいろいろとあるのですが、今回は娘の授乳を終えたことを綴りたいと思います。

娘を産んでから、おっぱいをちょこちょこあげ続けてきました。
飲んでもらうこと、飲んでくれること、娘からすると飲むこと、おっぱいがあることはそれぞれ当たり前のことになっていました。求められれば、すぐにあげてきました。
娘の体がどんどん大きくなって、おしゃべりをするようになっても飲んでくれている姿、飲みながら眠りにつく様子はとてもかわいく、愛おしく感じていました。

前回の投稿にも書いていましたが、特にやめるきっかけもないままに続けていたのですが、わたしの身体の変化もあり、だんだん授乳をすることが苦痛になってきた時期がありました。
授乳回数は減っていたのですが、娘にも授乳のたびに「そろそろ、おっぱいを終わりにしようか?さよならしようよ〜」などと話しかけていました。
娘にするとストレスになっていたこともあると思います。
そしてとうとう、娘があるとき乳首を噛んできました。わたしももうおっぱいをやめたい!という気持ちでいっぱいだったこともあり、「もうおしまい!おっぱいはないよ!」と言い放って終わりにしてしまいました。

数日、授乳をすることなく過ぎた頃、娘に何も心の準備もないままに終わりにしてしまったことを悔やむ気持ちが出てきました。
二人で一緒にお風呂に入っている時に、「もうぱいぱい終わりにしたけど、ちゃんとばいばいしようか?ありがとう、ばいばいってできるかな?」と声をかけて、娘は笑顔でありがとう、ばいばいをおっぱいに向かってしました。

その後引越しをし、バタバタしているところ、意識的にスキンシップの機会を増やすように意識はしていましたが、娘の指しゃぶりをする様子が目立つようになりました。
すぐにおっぱいを終わりにしてしまったことが原因ではないかと思いました。
やはり無理くり終わりにしてしまったことが大きく影響しているのだろうなと、悶々とするようになりました。。

いつも仕事でこのような相談を受けて、お返事をさせてもらったり、助産院でもいろいろな卒乳のお話を聞いていました。しかし、いざ自分のこととなる娘にどんな影響を与えてしまったのか、どのように娘に関わっていくのが良いのかわからなくなります。

そこで娘が通っている未就園児のクラスの先生に思い切って相談をしました。
すると先生は、「きっと終わりにするタイミングとしてはその時だったのだと思います。〇〇ちゃんにとっては大きなステップアップの時だったから、どうしても痛みは伴うもの。それは子どもだけでじゃなく、親にとっても痛みを伴うことがあります。おっぱいをもらえていた時には、温もりも一緒にもらっていました。その温もりを感じられるように、『おっぱいはなくなったけれど、おっぱいが欲しくなった時にはぎゅーっとするよ!』と伝えてぎゅーっとハグをしてあげるといいですよ。」とこの事以外にもお話してくださいました。

先生の言葉がとても響いて、泣きそうになっていました。
そして先生の言葉から、ハグなどのスキンシップを増やしてはいたけれど、娘にあえてわかりやすく言葉にして伝えてみるとよかったのだと思いました。そうすると娘もおっぱいはもらえないけれど、ハグをしてもらうことはできると思ってもらえるようになります。
早速言葉にして伝えていきました。

一緒にお風呂に入ると、おっぱいに視線がいっているなと思うと同時に抱っこを求めてくるようになりました。
お風呂の時に座っての抱っこが定番になってきました。

こうしてわたしと娘のおっぱい生活は終わりを迎えていきました。
少しイメージをしていたのとは違う形での終わり方だったかもしれないのですが、このように終わりを迎えられたことは、わたしにとってとても大きな学びになりました。
娘もよくがんばってくれたと思います。

2年と約10か月、わたしのおっぱいお疲れさまでした。
そして娘にもどうもありがとう。