お知らせ

Instagramに投稿するばかりで
こちらへの投稿がかなりご無沙汰になっておりました。

この春から、息子くんも保育園に行くようになりました。
2歳のおたんじょうびから慣らし保育が始まり、無事に一週間通うことができました!
今朝、半べそをかきながらもわたしにバイバイと手を振ることができました。
その姿を見て、わたしもまた半べそになっていました。。
がんばった一週間でした。

息子くんが生まれてから、実際にはお腹に来てくれてからは個人の活動もかなり抑え、ほとんど活動をしていませんでした。
コロナ禍であったことももちろんあります。

丸2年ほど、こうしてゆっくりと息子くんとも過ごして、娘ちゃん、息子くんの成長をわたしなりに見つめられていたように思います。
そのことで二人から得たものはとても尊いものになっています。
助産師としての仕事も相談業務ばかりになっていますが、二人のおかげで常にキャリアは積むことができていると思います。
とても仕事に活かせているなと感じています。

少しずつ個人での活動も再開をします。
おっぱいのケア、抱っこやおんぶのご相談、お手当てとご要望をいただきましたら、出向きたいと思います。
お手当ても、子どもたち、夫にもずっと続けていることになります。
またわたしも夫から受けて、日々癒されてきました。
改めて、お手当ての良さを体感した日々だったとも思います。

いつも夫に、仕事のことやモヤモヤしていること、不安に思っていることなどを聞いてもらっています。
受け止めてもらって、意見をもらったり一緒に考えてもらったりと
いつもとてもよくサポートをしてもらっています。
息子くんも大きくなってきて、家で仕事をするのもだんだん難しくなっていました。
なので夫の計らいのおかげで、ここまでこられたように思います。
本当にいつもどうもありがとう。

ベビーカレンダーでの相談業務も、始めてからまる8年を迎えました。
相談件数はトータルで5万件は超えています。

コロナ禍であったこと、また海外ですぐに相談をすることができない方など、
このサイトがあったことで、少しでもおかあさんが笑顔になれるようなお手伝いを
わたしなりにさせてもらえたのではと思っています。
わたしだからできたこともあるかもしれません。
こうして続けられているのも家族の協力のおかげだと思います。

何度もやりとりを重ねていくことで、
直接会ったことはないおかあさんなのに、関係ができていくように感じられる瞬間もあり
うれしくなることもあります。
また限界を感じることもあったり、なかなか思いをうまく伝えきれないこともありました。
しかしこうして日々、いただいたご相談にお返事をさせていただいていることを誇りに思いたいと思います。

仕事が家でするばかりなため、なかなか家族以外の大人と話をする機会も減っていました。
それだけにお買い物に行ってレジの方や子ども連れで出かけた先で、声をかけていただいたことがとてもうれしかったこともありました。
保育園で、同じクラスの親御さん、先生とのやりとりもありがたく感じました。
これからは、もっと色々な方との関わりをまた増やしていきたいと思っています。

もちろん、まだ小さな子どもたちを抱えての活動再開になりますので、ご相談をさせていただくこともあるかもしれません。
しかし以前よりもさらにパワーアップをして、もっとおかあさんや赤ちゃんが心地よく過ごしていただけるような関わりをさせていただけるように思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

新しい年を迎えて、あっという間に春が来たように感じます。

今年の冬はとても寒かったようにも感じます。

梅の花があちこちで咲き始めて、ミモザも咲き出しているようなので、見にいきたいなと思います。


今回は自分の気持ちの変化を記録として書き残しておきたいなと思います。

去年の夏に、二人目の赤ちゃんがお腹にきてくれていることに気づきました。

そこから娘の卒乳があって、引っ越しもありました。

わたしの気持ちは妊娠によるためかイライラしやすくなったり、余裕がなくなっていたところがありました。

娘や夫に対して、その気持ちをぶつけて、ずいぶん二人を困らせていたこともあったと思います。

なんで突然怒り出すのか、娘にはさっぱりと理解もできなかったと思いますし、ずいぶん戸惑わせたり、ストレスを感じさせていたこともあるのではないかなと思います。

娘の妊娠中とはずいぶん違って、自分でも自分の変化に戸惑うことが多かったです。

笑っていたいのに、怒っていたくないのに、裏腹にずいぶん嫌な態度で大切な二人に接していると思いました。二人に受け止めてくれるだろうと甘えていたのかなとも思います。

また二人が喜んでくれるかもしれないから、二人のためにと家のことをして、無理をすると自分の中の余裕がよりなくなってしまい、二人にイライラしたりとおかしなことになっていることもありました。これは夫と話をしている中で気づけたことでした。

そして助産師として、よく妊婦さんにあまり無理をしないように、少しでも体を休めてくださいねと伝えながらも実際に、自分自身はそんなふうにできていない、しようとするととても難しいことなんだと気づきもしました。

座る姿勢一つにしても、夫に「なぜ椅子に座っているのに背もたれに寄りかかれない?」と問われたことが何度もありました。

全く無意識でした。

そうしてやっと自分のついやり過ぎてしまうこと、休もうとしないことなど癖にも気づけるようになり、少しずつ横になって休むことができるようになってきました。

座り方も少しでも楽にできるようにちゃんと一手間をかけられるようにもなりました。
(これまですぐにまた起き上がるからいいやと、その辺にゴロンとしていたぐらいでした。ちゃんと座布団を並べてみたり、掛け物も用意をしたり、腕を枕にではなく枕の用意をしたりそんなこともせずにいたのでした)

臨月に入り、あっという間にここまできてしまったこと、

妊娠中の自分の体へのケアはどうだったかを振り返って、前回のようにはなかなかできていないことに少し落ち込みました。

でも、今回は子どもがいるし、一人ではないのだからそんな前回のようにはいかないと思ったり。

娘の気持ちや様子が気になる、お腹の赤ちゃんに気持ちが向けられているのかなとも気になったり。

家のこと、産休に入ったけれど、産後の仕事復帰はいつ頃できるようになりそうかなど、今から考えても仕方のないことを考えたり、心配になったりと思いがあちこちに向いています。。

色々と気掛かりなことは多いけれど、今はお産に向けて気持ちを集中させていく方がいいと思うのと、残りわずかになっているお腹の子との時間を大切に、この一体感を堪能できるようにしたい、お産に向けてしっかりと体のケアをして休ませること、これまでの溜まっている疲れも癒してお産に臨みたいと思います。
お産のことなどこちらでも振り返ることができたらと思います。

しばらくお休みを頂きますが、体調を見ながら、家族とも相談をしつつお仕事も再開していきたいと思っています。

今後も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。



卒乳

前回の投稿からすでに半年が過ぎてしまいました。
また長らく放置にしていました。

その後生活はいろいろ変化しました。
まず大きなことは娘の授乳を終えたこと、そして引越し、他にもいろいろとあるのですが、今回は娘の授乳を終えたことを綴りたいと思います。

娘を産んでから、おっぱいをちょこちょこあげ続けてきました。
飲んでもらうこと、飲んでくれること、娘からすると飲むこと、おっぱいがあることはそれぞれ当たり前のことになっていました。求められれば、すぐにあげてきました。
娘の体がどんどん大きくなって、おしゃべりをするようになっても飲んでくれている姿、飲みながら眠りにつく様子はとてもかわいく、愛おしく感じていました。

前回の投稿にも書いていましたが、特にやめるきっかけもないままに続けていたのですが、わたしの身体の変化もあり、だんだん授乳をすることが苦痛になってきた時期がありました。
授乳回数は減っていたのですが、娘にも授乳のたびに「そろそろ、おっぱいを終わりにしようか?さよならしようよ〜」などと話しかけていました。
娘にするとストレスになっていたこともあると思います。
そしてとうとう、娘があるとき乳首を噛んできました。わたしももうおっぱいをやめたい!という気持ちでいっぱいだったこともあり、「もうおしまい!おっぱいはないよ!」と言い放って終わりにしてしまいました。

数日、授乳をすることなく過ぎた頃、娘に何も心の準備もないままに終わりにしてしまったことを悔やむ気持ちが出てきました。
二人で一緒にお風呂に入っている時に、「もうぱいぱい終わりにしたけど、ちゃんとばいばいしようか?ありがとう、ばいばいってできるかな?」と声をかけて、娘は笑顔でありがとう、ばいばいをおっぱいに向かってしました。

その後引越しをし、バタバタしているところ、意識的にスキンシップの機会を増やすように意識はしていましたが、娘の指しゃぶりをする様子が目立つようになりました。
すぐにおっぱいを終わりにしてしまったことが原因ではないかと思いました。
やはり無理くり終わりにしてしまったことが大きく影響しているのだろうなと、悶々とするようになりました。。

いつも仕事でこのような相談を受けて、お返事をさせてもらったり、助産院でもいろいろな卒乳のお話を聞いていました。しかし、いざ自分のこととなる娘にどんな影響を与えてしまったのか、どのように娘に関わっていくのが良いのかわからなくなります。

そこで娘が通っている未就園児のクラスの先生に思い切って相談をしました。
すると先生は、「きっと終わりにするタイミングとしてはその時だったのだと思います。〇〇ちゃんにとっては大きなステップアップの時だったから、どうしても痛みは伴うもの。それは子どもだけでじゃなく、親にとっても痛みを伴うことがあります。おっぱいをもらえていた時には、温もりも一緒にもらっていました。その温もりを感じられるように、『おっぱいはなくなったけれど、おっぱいが欲しくなった時にはぎゅーっとするよ!』と伝えてぎゅーっとハグをしてあげるといいですよ。」とこの事以外にもお話してくださいました。

先生の言葉がとても響いて、泣きそうになっていました。
そして先生の言葉から、ハグなどのスキンシップを増やしてはいたけれど、娘にあえてわかりやすく言葉にして伝えてみるとよかったのだと思いました。そうすると娘もおっぱいはもらえないけれど、ハグをしてもらうことはできると思ってもらえるようになります。
早速言葉にして伝えていきました。

一緒にお風呂に入ると、おっぱいに視線がいっているなと思うと同時に抱っこを求めてくるようになりました。
お風呂の時に座っての抱っこが定番になってきました。

こうしてわたしと娘のおっぱい生活は終わりを迎えていきました。
少しイメージをしていたのとは違う形での終わり方だったかもしれないのですが、このように終わりを迎えられたことは、わたしにとってとても大きな学びになりました。
娘もよくがんばってくれたと思います。

2年と約10か月、わたしのおっぱいお疲れさまでした。
そして娘にもどうもありがとう。

春から初夏

季節がすっかりと春から初夏になってきました。
近くの公園の緑がとてもきれいで歩いていると気持ちがいいです。
もう少しで引越しをして1年になります。
この一年は、季節の変化を公園を歩く中でより感じられるようになったと思いました。
緑が多く生い茂る時には、とても距離を感じていたのが冬の頃には逆に近くに感じたりと視覚的な変化でこんな変化が起こるのだなということも知りました。

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この春からわたしの仕事に大きな変化がありました。
これまで長く続けていた区の新生児訪問のお仕事から離れることにしました。
その代わりにわたしが出産をした助産院で、週3回ですが入らせていただくようになりました。
これまでは産後のおかあさん、赤ちゃんばかりでしたが、久々に妊婦さんやお産に立ち会わせていただけるようになって、とても楽しくお仕事をさせていただいています。
自分が妊娠中だった時のことを思い出したり、健診中にその気をつけていたことなどをお話させていただいたり、何度か健診でお会いしていた方のお産に立ち会わせていただき、「お産はこんな感じだったなぁ〜」と助産院でのしあわせなお産にしみじみしていました。
助産院の先生からお産のこと体のことについてお話が聞けるのもとても勉強になります。

やはり妊娠中から養生、体が作りがとっても大切になります。
わたしは妊娠中にこれをとても楽しんでできていたと思います。体は手をかけた分だけちゃんと応えてくれますし、その変化を体感できるとモチベーションは上がり、とてもそんな自分を誇らしく思えたこともありました。
自分のことをそうして肯定的に見ることができていたことは、人生の中であまり多くなく、お腹の赤ちゃんともつながることができていたこともあり、それだけにとてもいい時間だったと振り返ることができます。

そんな風に妊婦さんたちに感じてもらえるといいなぁと思います。。

またおっぱいのケアにも入らせていただいています。
そこで卒乳のケアで来られる方も多く、その度にどのようにして終わりを迎えられたのかをお聞きしています。
もうすぐで2歳5か月になりますが、授乳を終わりにするきっかけも特になく、
最近よく「ぱいぱい、おいしいよ!」とニコニコしながら言ってきて飲みに来るようになった姿がまたかわいくて、「そうかそうかぁ〜、うれしいよ〜」と飲ませています。
その時間は愛おしいのですが、夜中や朝方に「ぱいぱい!」と服をめくられ上に乗って来られると「苦しい!」「寒い!」と文句を言いながら飲ませていることもあります。その時には辛さも感じるのですが、だからと言って止めたいということでもないという流れで、いろいろな方の卒乳の経緯を聞かせていただきながら、いつかの日のことを思っています。

わたしの助産師としての新しいはじまりをひさびさに迎えることができました。
助産院でいろいろな方と出会うことになると思います。その一つ一つを大切にして、楽しんでいきたいと思います。

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ごあいさつとおむつなし育児

2021年がはじまってひと月以上経ち、大変遅くなってしまいましたが、

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
コロナ禍であり、どこにも行かずに親子三人でゆっくりと迎えた新年でした。
今年はいったいどんな年になるのかな、いろいろと変化のある年になりそうな、そんな予感を感じながら毎日過ごしています。
今年は無理をしないで、毎日を楽しみつつ、元気に過ごしていきたいと思います。


タイトルのおむつなし育児について
我が家では、娘が生まれた時から細々とゆるくですが、おむつなし育児をやっていました。
夜とお出かけ以外は布おむつにしていました。
経済的なこととゴミの量が全然違うこと(昔、歌手のUAがツバルの島のことを話していて、ゴミになった大量の紙オムツが島に流れ着いていたと伝えてくれていたことが、印象に残っていて紙オムツのゴミを少しでも減らせられたらと思っていたこともありました)
おむつなし育児に妊娠前からとても興味を持っていたこともあり実践していました。

自分の余裕のある時にだけ、1歳半ぐらいからおむつをはずしてお家の中で過ごす時間を持つようにしてみたり、おまるに誘って排泄ができたら思いっきり褒め称てとゆるゆるしていました。

今は2歳1か月になりますが、2歳ぐらいからおむつを自ら外して、おむつをはずして家の中で過ごすようになってきました。そしておまるに自分から座って排泄をするようになっていました。おまるに排泄したものを一緒にトイレに持って行き、流してバイバイをして、手を洗うところまで毎回毎回重ねていきました。
おねえさんパンツを履かせてあげるとおむつと混同してしまうのかどうしても漏らしてしまうことを繰り返していました。
おねえさんパンツをあまり積極的には履かせずに、家の中ではほぼおむつをつけないで過ごしている状態になり、おむつの登場がお出かけと寝るときだけになってきました。
するとある時自分からおねえさんパンツを少し履いてみたり、すぐに脱いだりをし始めました。そして履いていたパンツを脱いでおまるに座っている(何もしていなかった)ことがありました。

これは、もしかしたら、おねえさんパンツで過ごしてみても漏らさないでおまるでできるのかもしれないと思いました。

試しに朝からおねえさんパンツを履いてもらってみて、「ちっちは、おまるだよ。これで(パンツ)ちっちをしたら濡れちゃうからね」と伝えました。

すると「ちっち!」と叫んでパンツを下ろしてもらいたいようで一緒におまるに誘ってくれるようになりました。(まだ遊びに夢中になっている時には漏らしてしまいます。)少し離れて見守っていると

「ちっち出た!」 「うんち出た!」と教えてくれます。そして毎回必ずうれしそうに出たものを見せてくれます。出たことを教えてくれたり、持ってきて見せてくれるこのやりとりもわたしの中では面白いものになっています。
おむつなし育児は赤ちゃんとのコミュニケーションであると言われますが、改めてそうだなぁと思いながら楽しませてもらっています。

いつの間にか誘わなくても自分からおまるに座り、だんだんパンツとおむつの違いもわかるようになってきて、少しずつ段階をおってできるようになっていく姿を見せてもらえていることがとてもうれしく思います。

こうして人はおむつ以外のところで排泄をしていくようになるんだなぁと思います。
わたしも昔こういうことを繰り返しながら、トイレに行けるようになったんだなぁと思います。

子どもと一緒にいることはとても大変なことも多いけれど、自分がすでに当たり前にしていることを獲得するまでの流れ、その姿をすぐそばで見て行けることはとてしあわせなことのように思いました。

赤ちゃん感はすっかりとなくなってきてしまい、寂しい気持ちはあるのですが、少しずつ色々なことを獲得して行っている姿をそばで見ていられていることを心の中の蓄えとして大切にしていきたいと思います。

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わたしに出会う

2016年よりベビーカレンダーの前身、クックパッドベビーの時から助産師に相談のコーナーを担当させてもらっています。
普段お返事を書かせてもらっている時から感じていること、先日あった出来事を書こうと思います。

娘を妊娠して、出産してから、やはりお返事を書くときの気持ちや言葉の選び方も変わったように思います。
妊娠中であれば、やはりお腹の中の見えない人は元気なのか、すくすく大きくなっているのかなどとても気になります。
妊娠がわかった時には、まず子宮の中にいるかな。胎嚢は見えるかな。心拍は確認できるだろうかと毎回受診の時に不安から足取りが重くなっている時もありました。心拍を確認できて、12週を超えた時にまた自分の中で一段階クリアをできたような感じがしました。

お産前には、やはり陣痛に耐えられるのかやどんな進みになるのか予定日を超えて助産院から病院のお産になったらどうしようと思ったりすることもありました。

お産後、退院をした日に帰って速攻で家の中の状況を見て泣いていたこともありました。とっても気持ちが不安定になっていました。
そして娘の乳児湿疹に、今までの知識も何も吹っ飛びました。
今は、娘のイヤイヤ期に遠い目をしていることも増えています。

助産師ではあるけれど、やっぱりわたしも一人のおかあさんで、相談をいただく方の内容を読ませていただきながら「うんうん。。」と頷くことや子どもとのやりとりに同じようなことがあったら、笑ってしまったり微笑ましてく思うこともあります。
相談をくださったおかあさんに自分の姿を見つけることが多いです。

そして先日あったことは、長くなってしまうのですが。。

いただいたご相談に「上のことが下の子の洋服を一式、スタイまで引き出しから出してくれることがあります。それを見て、余裕のない時には気持ちがイライラして怒ってしまうことがあり、自己嫌悪に落ちる」というものでした。おかあさんのせっかくきれいにたたんでしまっていたのに、ぐちゃぐちゃになってしまった!という気持ちもお子さんのおかあさんのためを思って用意をしてくれたんだなぁという思いを感じて、そのことをお返事していました。おかあさんもお子さんの気持ちもわかっているからこそ、怒ってしまったことに苦しくなっているのだろうなと思いました。

そしてお子さんの用意をした時の気持ちやおかあさんに怒られてしまった時のことを思うと泣きそうになりました。なんだかとても悲しくなってしまったので、夫にこのことを話していたら、

「小さかった時のめぐちゃんも、同じように用意をしたり、おかあさんのためにしていたんじゃない?」

と言われました。
そう言われて涙がとめどなく出てきて

「そうだった。わたしも同じようにしていたわ。」

と思いました。小さいかった頃の自分のことを思い出して、妹が生まれた後におねえちゃんとしてやっていたことを思い出しました。それを夫が気付いてくれて、認めてくれたことにうれしくなりました。。

相談を受けていて、おかあさんの中に自分を見つけることが多かったですが、小さかった頃の自分にもご相談くださったお母さんのお子さんを通して出会うことができました。

またこれからも微力ながらも、訪問やネットでの相談などを通して、少しでもお手伝いができて、おかあさんと子どもたちが少しでも笑顔になってもらえたらと思います。

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最近のこと 

前回の投稿から半年が過ぎていました。
その間にもお引越しをして、長く住んでいた阿佐ヶ谷から三鷹へ移りました。
すぐ近くにジブリ美術館や井の頭公園があり、毎日のように公園に娘と出かけています。
引っ越してきてすぐの頃は、緑がいっぱいで、緑がきれいだなぁと思っていました。
今では少しずつ風に揺られて落ち葉が落ちてくる中を歩くようになり、季節の変化をこんな風に感じながら過ごせるのだなと思って、うれしくなりました。

今年はコロナで思うように逢いたい人に会えなかったり、お出かけもできない状態が続いています。
その分家族との時間が長くなっていて、お互いのことをよく見つめ合うような機会も多くなっているかもしれません。


わたしは普段、杉並区の新生児訪問、母乳育児の相談、お手当てのご依頼を受けて訪問をさせていただいています。それ以外に家にいるときにはベビーカレンダーのサイトで相談を受けるお仕事をさせてもらっています。
この家での仕事のことで娘が生まれてからずっと悩んでいることがありました。

「娘のことと仕事をしていることに境目がないこと」

家で仕事ができるのは、そばにいながらできる便利さや良さもあるのですが、娘も大きくなってきて自我が出てくるようになると

構って!こっちを見て!

娘の表現方法でわたしにぶつけてくるようになります。
娘の気持ちに応えたい、わたしも娘とゆっくり遊びたい、ごろごろしたい!という気持ちと
でも、仕事をしないと生活が。。とうまくできない自分にイライラしていることがありました。

一緒にいたくて、離れたくなくて保育園に入れずに夫と協力をしながらお家で一緒に過ごしています。

「こんな一緒にいるのに、仕事ばかりして、一緒にあまり遊べないでいるのってどうなの。」

「保育園に入れてあげた方が、同じぐらいの子達とも一緒に過ごせるし、いい刺激もたくさんもらえるかもしれない。園がお休みの時には?お家で一緒にいる時にはわたしは仕事をしていることもあるかもしれない。。
え、離れる時間が増えて、せっかく娘は家にいるのに、そんなんじゃいやだ。」

とぐるぐるして、夫といろいろと話を繰り返しました。
そうして自分の働き方、仕事のやり方を見直すことに至りました。

ネットの仕事は決まったお休みはなく、自分で調整をしてお休みを取ることができます。その調整がこれまでうまくできていませんでした。
今年の6月ぐらいまでは木曜日がお休み状態でしたが、システムが変わったこともあり、いただくご相談の件数が少ない日曜日にお休みをするように決め、調整をするようになりました。

散々ぐるぐると回って、やっと、やーーーっと

「自分でメリハリをつけてすればいいんだ!」

ということに行き着きました。
こうして書いてみるとなんでこんな簡単なことなのに、なかなかぐずぐずして気づかなかったんだろう。できなかったんだろうと思います。でも、できませんでした。
ぐるぐると回りたい回ったから、それだけわたしは回る必要があったのかなとも思います。よくわからないのですが、

「メリハリをつけてやればいいんだ!」と気付けてから、とても気持ちが楽になりました。
そして娘と一緒に遊ぶ時間を前よりも上手に取れるようになったように思います。

これから先、娘には待ってもらったり、我慢をさせてしまうこともあるかもしれないのですが、
娘との時間、家族での時間をこれからもわたしなりに大切にしたいと思っています。
そのためにも仕事をする時間、一緒に楽しく過ごす時間を切り替えていこうと思います。


きっとすぐに幼稚園に行くようになってしまうと思うので、夫と協力をしながら娘とのすり合わせもして進んでいけたらと思います。

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おかあさんになった

娘を産んで、1年3ヶ月が経ちました。
破水から始まり、陣痛も自然とはじまってとんとんと進み、娘さんが骨盤の中で頭を回していくのを感じたり、陣痛に漂うようにして乗り越えて確かに自分で生んだんだ!と思っています。そしてすぐにおっぱいを口に含ませて、母乳をあげてきました。たくさん抱っこもして、いつも一緒に抱っこやおんぶでお出かけもしてきました。
でもなぜか、「あれ、この子は、わたしが生んだの?」「わたしから出てきたんだよな。わたし、生んだんだ。」という思いがどうも抜けずにいました。「おかあさんになった」という実感が今ひとつ湧いてきていないように思いました。(こんな風に思ったりするのですが、とっても大好きで愛おしい存在です。)
この不思議な思いがどうして抜けていかない、実感が湧いてこないのはどういうことなんだろうと思っていました。

そんなある日、ふと自分の腰のあたりに手を当てた時に干からびたご飯粒がいくつかついているのに気付きました。
「あ、これ○○ちゃんの手についてだんだなぁ〜!」とつぶやきながら、抱きついてくれた時に付いたものだとわかりました。そして「こうして自分では決してつけないようなところにご飯粒をつけるようになって、おかあさんになったんだなぁ」と思いました。

また部屋の掃除をしている時に干からびたご飯粒やひじきが転がっているのも見つけた時にも
「今まで一人で生活している時には、こんなの落ちてなかった。ちいさい人と一緒に生活しているってことなんだなぁ。おかあさんになったんだなぁ」と思いました。


やっとやっと、わたしはおかあさんになったんだなぁと実感することができました。
「おかあさんになった」という実感は、人によって全然感じる内容もタイミングも違うんだなぁと思いました。
いろんなおかあさんに
「どんなことで、どんなタイミングでおかあさんになったんだという実感がわきましたか?」聞いてみたいなとも思いました。

きっとそれぞれがとても素敵なものだろうなぁと思います。

服に干からびたご飯粒がついていると「また〜!」と文句を言っているようだけど、実はうれしかったり、喜んでいたりします。

娘が大きくなったら、伝えてみよう。

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「ママをやめてもいいですか!?」

「ママをやめてもいいですか!?」
この映画は先月の29日から公開されている映画になります。公開前からとても気になっていました。
公開されたら、映画館で久々に映画を見ようと思っていましたが、今コロナウィルス拡散防止のために映画館とオンラインでの同時上映をされています。(3月14日まで)
子どもがいるので、こんな風におうちでゆったりと見ることができるのはとてもありがたかったです。子どもが寝ている間に夫と一緒に見ることができました。

あまりネタバレになるので詳しくは書きませんが、映画を見ていると「うんうん!」と頷きたくなることがたくさんだと思います。自分の姿が映っていると感じることもあるかもしれません。
笑いがあったり、涙があったりととてもすてきな映画でした。
多くの方に見ていただきたいなぁと思います。

映画HP:umareru.jp/mamayame/

オンライン上映:https://vimeo.com/ondemand/mamayame


満月

水曜日の夜から39度を超える熱を出した娘。
おっぱいもちゃんと飲めていたので、あれあれと思いながらもキャベツの葉っぱを頭に乗せたりしながら様子を見ていました。
次の日には一旦下がり、機嫌よく遊び出すようになっていたのでよかったと思っていたら、夜中からまた39度を越す熱。これは突発性発疹かなと思いながらも週末の楽しみにしていた予定はキャンセルし、ゆっくりと過ごすことにしました。翌日の土曜日には熱も下がって落ち着き、よかったよかったとしていたらやはり体に発疹が出ていました。

そしてきょう、昨日に比べてなんだかとても機嫌が悪い。
おとうさんはいなくて、娘との二人だけの長い一日。
お昼寝してもおっぱいを飲んでもどうにもグズグズ。食欲もあまりないのか食べず。
まだ本調子ではないんだなぁと思いながらも泣かれ続けることに、辛くなってきました。
「どうしたらいいんだろう」「どうしたら、落ち着くかな」とぐるぐると考えていたら、鎌倉の朋子さんがきょうがスーパームーンだとライブ配信で話されていました。そこで病み上がりで、満月のパワーに揺さぶられているから、しんどいんだろうなと思うようになりました。泣かれ続けることに勝手に自分を責めてしんどくなってしまう、自分の悪い癖が顔を出していました。
朋子さんが体を動かして、踊ってとメッセージを投げかけてくださったので、どんよりしていたわたしの気分も変わりました。スリングの抱っこにひたすらおっぱいから、練習を兼ねてラップでのおんぶに変更、かけていたラジオから流れてくる音楽に合わせて料理をしたり、踊りました。だんだん楽しくなってきて、娘を見ると笑ってる!「やっぱりまずは自分から楽しまないとダメだよなぁ〜」と改めて思いました。自分の癖にも気づけてよかったとも思いました。

子どもが体調を崩した時には、スリングやラップで心地よく密着ができることの良さを改めて実感します。いつもの自分の体とは違う感じに不安になるのが、くっついていることで安心してもらえるようになります。そしてくっついていることで自然に手が伸びます。たくさん触れてあげることでリラックスができる分、自然治癒力を高めることができます。治るものその分早くなると思います。知っていて本当によかったと思います。
明日の機嫌はどうかなぁ。。
いつもに比べて笑顔が少ないので、まだしんどいのだと思うのですが、早く良くなりますように。