クラニオ=お手当てをここのところよくさせてもらっています。

夜勤の仕事中、産婦さんによく触れています。もちろん赤ちゃんにも。

産婦さんたち、みんな陣痛の合間に眠るようになります。そばに付き添っていた家族が驚きます。陣痛の間隔が空いてきます。その分、産婦さんたちは眠ります。でもそばでみていると、確実にお産が進んで行きます。。

分娩停止と診断がついてしまうのではないかと送られた方でしたが、ちゃんと赤ちゃんのいいタイミングで出てきてくれました。

本当にふしぎだなぁと思います。きょうは、そういうお産に立ち会わせてもらった夜勤明けでした。

夜勤の休憩中に、ぼんやりと思いました。

わたしは、中学2年生の夏休みに腎盂腎炎と夏風邪を立て続けに罹ってしまったことがありました。長らく高熱が続いていたこともあって、おかあさんに連れられて行った病院で順番を待っているのがとても辛かった。辛くて、おかあさんにくたぁともたれて目を閉じていると、おかあさんが背中をさすってくれたんです。その時のおかあさんの手がとってもやさしくて、気持ちがよくて、よりくたぁとおかあさんにもたれ掛かりました。安心感があって、「あぁ、もうだいじょうぶ。おかあさん。」とすっかり甘えていたと思います。

この時のことを思い出して、赤ちゃんの時におかあさんにたくさん背中をさすってもらったり、ぎゅーっとはぐをしてもらったりしました。その時に触れられた手の感覚というのは、ずっと忘れずにあるものなのではないかなと思いました。

大きくなって、おかあさんに触れてもらう機会はそうそうないけれど、でも人にそっと触れてもらうことでほっと安心出来たり、力を抜くことが出来たりするのは、やっぱりおかあさんや自分のまわりの人に大切に抱きしめてもらったり触れてもらってきたからなのだろうなぁ。

手はすごい。

手が大きいね〜!と言われて、はずかしく思ったりしていたけれど、自分の手がよりすきになってきました。