新しい年を迎えて、あっという間に春が来たように感じます。

今年の冬はとても寒かったようにも感じます。

梅の花があちこちで咲き始めて、ミモザも咲き出しているようなので、見にいきたいなと思います。


今回は自分の気持ちの変化を記録として書き残しておきたいなと思います。

去年の夏に、二人目の赤ちゃんがお腹にきてくれていることに気づきました。

そこから娘の卒乳があって、引っ越しもありました。

わたしの気持ちは妊娠によるためかイライラしやすくなったり、余裕がなくなっていたところがありました。

娘や夫に対して、その気持ちをぶつけて、ずいぶん二人を困らせていたこともあったと思います。

なんで突然怒り出すのか、娘にはさっぱりと理解もできなかったと思いますし、ずいぶん戸惑わせたり、ストレスを感じさせていたこともあるのではないかなと思います。

娘の妊娠中とはずいぶん違って、自分でも自分の変化に戸惑うことが多かったです。

笑っていたいのに、怒っていたくないのに、裏腹にずいぶん嫌な態度で大切な二人に接していると思いました。二人に受け止めてくれるだろうと甘えていたのかなとも思います。

また二人が喜んでくれるかもしれないから、二人のためにと家のことをして、無理をすると自分の中の余裕がよりなくなってしまい、二人にイライラしたりとおかしなことになっていることもありました。これは夫と話をしている中で気づけたことでした。

そして助産師として、よく妊婦さんにあまり無理をしないように、少しでも体を休めてくださいねと伝えながらも実際に、自分自身はそんなふうにできていない、しようとするととても難しいことなんだと気づきもしました。

座る姿勢一つにしても、夫に「なぜ椅子に座っているのに背もたれに寄りかかれない?」と問われたことが何度もありました。

全く無意識でした。

そうしてやっと自分のついやり過ぎてしまうこと、休もうとしないことなど癖にも気づけるようになり、少しずつ横になって休むことができるようになってきました。

座り方も少しでも楽にできるようにちゃんと一手間をかけられるようにもなりました。
(これまですぐにまた起き上がるからいいやと、その辺にゴロンとしていたぐらいでした。ちゃんと座布団を並べてみたり、掛け物も用意をしたり、腕を枕にではなく枕の用意をしたりそんなこともせずにいたのでした)

臨月に入り、あっという間にここまできてしまったこと、

妊娠中の自分の体へのケアはどうだったかを振り返って、前回のようにはなかなかできていないことに少し落ち込みました。

でも、今回は子どもがいるし、一人ではないのだからそんな前回のようにはいかないと思ったり。

娘の気持ちや様子が気になる、お腹の赤ちゃんに気持ちが向けられているのかなとも気になったり。

家のこと、産休に入ったけれど、産後の仕事復帰はいつ頃できるようになりそうかなど、今から考えても仕方のないことを考えたり、心配になったりと思いがあちこちに向いています。。

色々と気掛かりなことは多いけれど、今はお産に向けて気持ちを集中させていく方がいいと思うのと、残りわずかになっているお腹の子との時間を大切に、この一体感を堪能できるようにしたい、お産に向けてしっかりと体のケアをして休ませること、これまでの溜まっている疲れも癒してお産に臨みたいと思います。
お産のことなどこちらでも振り返ることができたらと思います。

しばらくお休みを頂きますが、体調を見ながら、家族とも相談をしつつお仕事も再開していきたいと思っています。

今後も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。



女性のかみさま。おかあさんと赤ちゃんのつながり

今回長い文章になりますが、どうかおつきあいください。

前回、23週の時にお手当てをさせていただいた池田早紀さんが37週になられて、お産前に調整をしたいということでご依頼をいただきました。ひさびさに会う早紀さんのお腹は大きくなっていました。赤ちゃんの体重もしっかりと大きくなっているということでした。近況を伺い、さっそくお手当てをさせてもらいました。

赤ちゃんの胎動を感じながら、早紀さんのからだの流れを感じました。前回よりも早紀さんが眠りに入られるのが早いように思いました。お手当てをさせてもらいながら、お産は今すぐというわけではなさそうだなぁと思いました。赤ちゃんもまだ少し準備をしているようになんとなくですが、そう感じました。赤ちゃんに、「いいタイミングで出てきてね。お腹の中は、とても気持ちがいいだろうからちゃんと準備ができてからでいいからね。たのしみにしてるよ。」と心の中で伝えました。

お手当てが終わり、シェアをすると早紀さんから「赤ちゃんになったような感じがしました。突然自分がいた世界と違うところに来たらすごくこわいだろうなぁ。」と。わたしも赤ちゃんの立場で考えたらならば、すごく勇気のいることだし、命がけで行かなくてはいけないので強く決心して行かなきゃなと思いました。本当にそう考えると赤ちゃんは、やっぱりすごい!そして一緒にそれに向き合うおかあさんもすごいと改めて思いました。

お産が近づいて、不安になったり恐怖を感じたりする妊婦さんは多いです。それはとても正直な反応だと思います。自分自身も命がけで赤ちゃんを産むのですから。でも早紀さんは自分の気持ちも感じながらも赤ちゃんの気持ちも感じとられて、すてきだなぁと思いました。これでより気持ちを一つにして、お産に向き合えるのではないかと思いました。

早紀さんとお話をしている時に、わたしがたくさんのお産に立ち会わせてもらっているけれど、お産は気持ちがいいものなのではないかという思いが消えないということ伝えました。すると早紀さんが、「過去にいいお産をたくさん経験されたのかもしれないですね。」と言われて素直にそうなんだ、だからわたしはそのお手伝いをしたくてこの仕事に就かせてもらっているんだと思いました。

帰りに早紀さんから、どうやって手に入れたか記憶にないけれど、おうちにあったという女性のかみさまの石をわたしが持っている方がいいということで、譲ってくださいました。いつもそばにいてもらえるように、一緒に移動しています。次は、お産後にまたお手当てをさせていただくことになりました。赤ちゃんに会えるのがとってもたのしみです。早紀さん、どうもありがとうございました。

 

次の日、早紀さんのお友だちのYさんのところへお手当てに伺いました。

産前産後すぐとお手当てをさせていただいて、Yさんは3回目。赤ちゃんははじめてのお手当てでした。退院翌日に呼んでいただいた時以来でしたが、よく母乳を飲んで大きくなっていました。Yさんともはじめにお話をさせてもらいながら、赤ちゃんのお手当てをと思っていましたがタイミングが合わず。育休中のご主人にお願いをして、Yさんからお手当てをさせてもらいました。

Yさんもすーっと眠りに入られました。触れていて、前回よりも安定感が増しているように感じました。おかあさんらしい、やさしくてゆったりした流れでした。頭痛があったということで、頭や肩のお手当ても行っていきました。大きく2回ほど行きを吐かれ、そこからまた流れが変わってきたように感じました。後半になり、それまで聞こえていた赤ちゃんの泣き声がなくなっていました。Yさんのお手当てを終えて、赤ちゃんのいるところにいくとご主人に抱かれて眠っていました。ご主人も一緒に眠っていて、とてもしあわせな光景でした。赤ちゃんは、普段から丸く抱っこしてもらったり、寝床も丸い姿勢が保てるように工夫がされているため背中や首のあたりに緊張を感じることはありませんでした。お手当てをさせてもらいながら、いっしょに波に揺られてとても気持ちよくなりました。途中で泣き出してしまったので、上手に母乳をよく飲んでいる最中にも行い、お手当てを終了しました。

夜、Yさんからメールをいただきました。その中に、「毎回お手当てにほっとする時間をもらっているということと、お手当ての後半に赤ちゃんになったような感じがありました。」と書かれていました。わたしは驚きました!昨日の早紀さんと同じような体験をされているんだと思いました。Yさんの産前のお手当てのブログを読み返すと赤ちゃんをじっくり感じられたと言われていたので、産前産後のお手当てでは、おかあさんと赤ちゃんのつながりをより感じられるのかもしれないなぁと思いました。それは個人差はあると思いますが、つながりの感じ方が普通?とは違うのかもしれません。赤ちゃんそのものというのか、とてもリアルなような気がしました。

またこれからもいろいろな妊婦さんや産後のおかあさん達に触れさせてもらって、いっしょにいろんなことを共有させてもらえたらと思っています。

早紀さん、Yさん、どうもありがとうございました!これからもどうぞよろしくおねがいします。

長文でしたが、読んでくださってどうもありがとうございました。

 

37週5日の妊婦さんへのお手当て

きょうは、お友だちからの紹介で37週の妊婦さんのところへお手当てに行ってきました。出産前にクラニオで調整が出来たらということでご依頼をいただきました。

おうちへ伺い、さっそくお手当てをさせていただきました。首や背骨にねじれを感じるといわれていたこと、腰の辺りにかたさを感じるとお話されていたこともあり、腰の辺りを中心にお手当てをさせていただきました。訪問前に言われていた頭痛は改善したということでした。お手当てをさせていただいて、腰の辺りがピリピリしました。だんだん体の流れを感じるようになり、お手当てさせていただいているわたし自身もとても気持ちよくなってきました。赤ちゃんがいっしょの妊婦さんへのお手当ては、本当に気持ちがいいなぁと思います。赤ちゃんがお腹の中で気持ちよくしているのもこんな感じなのかもしれないなぁと思いました。お手当てを受けてもらっている妊婦さんの体もゆるみ、拡がっていくような感じがしました。最後の方に、お腹に触れながら赤ちゃんに向かって心の中で呼びかけてみました。「おかあさんのお腹の中は、気持ちがいいだろうから慌てなくてもいいよ。いいタイミングで出てきてね。お父さんも揃っているときに。みんなたのしみに待ってるからね。いい子だね。」そうしたら、返事をしてくれているみたいに、ぼこぼこ動き出しました。あ、ちゃんとわかってくれていて、いいタイミングで来てくれるなぁと思いました。

お手当てを終えて、お話をしているとお手当てを受けてもらった妊婦さんのお腹が、きれいにまん丸になっていました。きれいな丸になったためか、お腹の位置も上がったように見えました。お手当ての前に写真を撮っていなかったので、前後で比べてみることは出来ませんでしたが驚かれていました。胎動だけではなく、赤ちゃんや子宮そのものをじっくり感じられたような気がしますという感想をいただきました。

Yさん、どうもありがとうございました。残りの妊婦生活とお産が順調に進みますように。赤ちゃんが生まれたら、会いに伺いたいなぁと思います。

妊娠23週の妊婦さんへのお手当て

 先日、アーユルヴェーダのカウンセラー、セラピストとして活動されている池田早紀さんのところへ伺ってお手当てをさせていただきました。早紀さんは、先月6月末で第二子を出産されるために産休に入ったばかりでした。お休みに入ってから、体調を崩していて、こころとからだがバラバラのような状態だったということでした。ひさびさにお会いしたこともあったので、少しお話をさせてもらいながらお手当てへと移りました。

 お手当てをさせていただくのに、とにかくきょうはもうゆっくりとしてもらおうと思いました。きっと今一番それが必要なのではないかと思いました。楽な姿勢で休んでいただいて、そっと手を当ててみるとすぐに左手にピリピリとした感じがしました。と同時に早紀さんが「手、すごいですね〜。」と声をかけてくださいました。それから少し経つとお休みに入られました。いろんな感覚が手に伝わってきました。だんだん早紀さんのからだが緩んでいきます。赤ちゃんの動きかな?と思うぐらいの感覚も腰の辺りからしました。早紀さんがだんだん緩んで、眠りに落ちていくとわたしも同じように緩んでいきます。心地のいい時間が流れ出しました。そしてあっという間にお手当ての時間が終わりました。

お手当てが終わってからの早紀さんの表情は、お手当て前と比べるとすっきりしたように見えました。もともと穏やかなやさしいお顔をされているのですが、いい具合に力が抜けてふんわりとても気持ちが良さそう。「手を当ててもらった時にこんなに身体に力が入っていたんだなぁって気づきました。」と感想を伝えてくださっていました。もうきょうはゆっくりしてもらうんだと考えていたので、「しばらく休んで、ゆっくりしてくださいね。」とお伝えして失礼しました。わたし自身、早紀さんと赤ちゃんお二人のリズムを感じながらお手当ての時間を過ごさせてもらえたなぁと思いました。それはとても気持ちがよくて、あたたかいものです。しあわせな時間をいただきました。

そして早紀さんがご自身のブログに感想を書いてくださいました!とてもうれしい感想をいただきました。セラピストである早紀さんだからこそ感じたこと、気づいたことを書き綴ってくださっています。とてもありがたい言葉もいただいて、励みになります。早紀さん、本当にどうもありがとうございました!

妊娠の有無に関わらず、いろいろなおんなの人、赤ちゃん、ちいさな人たちにお手当ての気持ちよさなどを感じてもらいたいなと思っています。興味を持たれたりした方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。